ドイツ語多読本: Sebastian Meschenmoser: Der Fall Lori Plump、それからHerr Eichhornシリーズ
絵のタッチは渋めでリアル、叙情性すら感じさせる絵柄からは想像できないかもしれないが、実は思わず笑ってしまうSebastian Meschenmoserの絵本。大人でも十分楽しめる。
Sebastian Meschenmoser: Der Fall Lori Plump
421語
アイアイみたいな小型のサル(Lori)のPlump、テレビの前に陣取って、じっと画面を見つめている。そう、宝くじの当選番号の抽選の日なのだ。そして、なんと一等当選。両手を掲げるPlump。
そんな始まり。で、換金に出かけるのだが、だまされて金を奪われてしまう。それで表紙にも描かれているオランウータンに相談し、アライグマ(?)探偵に操作を依頼、犯人を追いかけるというストーリー。
宝くじがあたった歓喜から、金を奪われて消沈する表情の変化があまりに人間的で、逆におかしみを誘うし、捜査でいろいろな場所に出かけていくが、場に合わせようとして逆に妙な格好になっている様子もおかしい。で、最後に犯人を捕まえる方法がこれかよ!!
同じ作者の"Herr Eichhorn"シリーズもおすすめ。こっちはリスなので、かわいらしさも追加。思わず笑わせてくれるうまさは同じ。今手元にないので語数だけ。
Herr Eichhorn und der Mond
249語
Herr Eichhorn und der erste Schnee
334語
Herr Eichhorn und der Besucher vom blauen Planeten
363語
Herr Eichhorn weiß den Weg zum Glück
294語
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