Kindle Paperwhite 新モデル(2013): 日本語フォント入れ替え(Jailbreak版)
http://www16.atwiki.jp/kindlematome/pages/39.html の"ja.font"の書き換えとは別のやり方。ただし、jailbreak済みのKindle向け。 これもフォントの入れ替えのみで、フォントの追加ではないが、上のやり方と違って、「筑紫明朝」だけでなく、デフォルトの「明朝」、「ゴシック」も入れ替えられる。
中国語フォントを入れ替えたというここのページ、それから、このスレッドの#91と、それに対するコメントの#92を参考にした。 テンプレートが用意されていて、それを使えば簡単にフォントを入れ替えられるのだった。
前準備: ・jailbreak済み ・Mobileread Kindlet Kit インストール ・KUAL インストール ・Python インストール ・Fonts Hack インストール 導入方法は、Jailbreakのまとめのページ参照。 もしくは、snapshot(http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=225030)をインストール。欧文フォントの入れ替えをしていれば、すべて導入済み。
では、手順 1. KindleをPCにつないだら、その中の linkfonts/etc/fc-override.tpl をPCの適当な場所にコピーして編集する。(linkfontsフォルダは"Fonts Hack"のインスールでできたもの) 編集は念のため改行コードをLFにできるエディタで。(エディタについては、このページなど参照) このfc-override.tplがテンプレート。中はこうなっている。
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* 「ゴシック」をKoKin明朝に入れ替えるとこうなる。
◎ホーム画面
左がKoKin明朝。 右はオリジナル。
KoKin明朝にボールドフォントがないため、太字はきれいではない。たぶんソフトウェア的に太らせているので、画数の多い漢字は潰れて見える。理想的には同ファミリーのボールドフォントも入れたいところ。(Kindleのデフォルトの「明朝」と「筑紫明朝」にはボールドフォントもついているので、太字はきれいなはず。)
◎辞書のフォントも変わる
辞書ウィンドウの背後の、本文のフォントはデフォルトの「明朝」。太さの違いがわかるだろうか。
ただし、注意点。
外国語の辞書もKoKin明朝になってしまう。外国語に日本語フォントでは問題があるかもしれない。洋書を読む人は注意。
これは「ゴシック」を入れ替えたときの話で、「明朝」の入れ替えでは、メニューや辞書のフォントは変わらない。
説明終了。
これで欧文フォントに続き、日本語フォントも入れ替えられた。ようやく和書もなんとか読めるようになった。あとは不便になってしまった辞書だが、これはamazon次第。期待できない気がするが。 というか、はじめから見やすいフォントにしてくれないかなあ、Kindle。どんな機能追加より、ベース部分(文字を読み、ページをめくる、という読書の根幹部分)をまずしっかり作って欲しい。文字が見にくいとか本来ありえないでしょ、読書専用端末。
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