ドイツ語多読本:Petra Postert/Nina Dulleck: Traumfee Lula und der Flüsterzauber. Tulipan ABCのBから
ネイティブの子供向けの読書入門的なシリーズTulipan ABCから。Aレベル(6歳)は以前紹介した(この記事など)。これはBレベルで7歳向けの本。
Cレベル(8歳)になると4000語から5000語の長さになるが、Bレベルはおおよそ1500語から2800語程度。Aレベルよりは当然長くなる。
これは女の子向けの定番、妖精もの。
Petra Postert/Nina Dulleck: Traumfee Lula und der Flüsterzauber
1838語
Traumfeeというのは、寝ている人間の耳元にささやいて、夢を吹き込むのが仕事らしい。
TraumfeeのLulaは生まれると、たくさん服をもらったり、これから住む部屋をあてがわれたり、さい先はいい感じ。でも、部屋に案内される途中で、バケツやらホウキやらを持って歩いてくる前任者とすれ違ったりもする。妖精の仕事をこなし、決まりを守れないと、掃除係に格下げなのだ・・・。
それで、さっさく仕事へ行けと送り出されるLula。夢を見せるとはいっても、いい夢ばかり見せるのは規則違反になるし、自分の姿を人間に見られても、掃除係行きになる。そんなプレッシャーも受けつつ、担当の町に到着、まずは腹ごしらえと、弁当を食べていると、上の表紙にも描かれているネコが出現・・・。
当然、驚き、怖がるLula。ネコは前任者の妖精も知っていて、あいつは悪い夢ばかり見せて、ひどかったなどと言って、いい夢を見せるんだぞ、とLulaの後をついてくるのだった・・・。
このネコ、敵か味方か、それに素性も不明で、なにやら続刊がありそうな予感。
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