Kobo: CFW for Aura α1がアップされていて
あらためてkoboCFW.confを見ていたら、少し考えてしまった。
自炊本がなければ、CFW、必要不可欠ってわけでもないような・・・。
まあ、興味本位でインストールしてみたけど。
CFW0.95(公式FW2.4.0まで)のときは、機能追加のほかに、不具合の解消という大きな利点があった。現在の最新公式FW(3.1.1)にどのくらい不具合が残っていて、CFWの導入はそれに対してどのくらい有効なのか、知りたいところ。
それでもCFWを使い続けている人は、不具合解消より追加機能が目当てなんだろう。自炊本の自動本棚作成やcbzの著者名・書名の自動補正などは便利だろうし。cbzやpdfのページ送りの補正もきっと必要なんだろうな。
大雑把でかまわないので手っ取り早く本棚を作りたかったら、CFWは楽。とくに大量の本を一気に処理しなければならない人には有用。とりあえずKoboに本を放り込むだけで、よしなに取り計らってくれるはずだから。
でも、calibreのほうが本棚の設定、本を入れるディレクトリの指定など、細かくできる(やり方は以前の記事で書いた)。書誌情報は入力しなければならないが、数冊ずつKoboに追加していくような使い方なら、たいした手間ではない。calibreで本棚の構成を変えても、Koboをつなぐだけで、自動的に反映されるし。
ただ、cbzなどはcalibreではちょっと無理かも。ファイル名がローマ字なので。
それから、CFWはストア購入本も自動で本棚作成してくれる。ただし「著者名」、「出版社」、「ストア購入本全部同じ本棚」の3種類からしか選べないが。
あと、CFW導入で有益なのはパスワードロック機能を追加できるところか。
Koboを携帯して外で使う人にとっては、安心な機能。Kindleには元々ついているし。
もう必要ないんじゃないかという機能もある。
「最近読んでいる本棚」機能は、新しい公式FWでは、下部メニューにライブラリの「本」や「本棚」に戻るボタンができたので、もういらないだろう。本棚アイコンも同じ理由で、いらないかな。
個人的に何とかならないかと思う機能が、「フォント共通化設定」機能。
和書しか読まないなら便利だろう。でも、洋書に日本語フォントを割り当てられてもちょっと困る。和書と洋書を別々に設定する方法があればいいんだけど。
ただ、この機能うまく働いていないような気も・・・。
pdfやcbzなどの「ページ送り」統一の機能も、洋書・和書両方読む人にとっては微妙。
洋書と和書では元々ページ送りは左右逆で、もうそれに慣れてしまっているので。洋書が和書のページ送りになったら、逆に気持ち悪い。
Kobo Patch Generatorのフォントパッチを当てた、Kobo Aura(FW3.1.1)に導入。
とくに問題はないみたい。
インストールしてからKB明朝はいらないなと思い直して、KB明朝を削除して他のフォントを追加したKoboRoot.tgzに作り直してやってみたが、KB明朝は残っている。すでにあるものは消さない、と。まあ、そうか。
でも、CFWを導入するとtelnetが有効になっているようで、telnetでKobo Auraにログイン、それでさくっと削除。すっきり。
CFWはすでに本棚に入っている本は処理対象から外すようなので、calibreの本棚作成機能と併用してもだいじょうぶだろう。
FW3.1.0から、Koboに元から入っている日本語フォント(ドキュメント・デフォルトとかモリサワリュウミンとか)はフォントパッチが効かなくなっていて、残念。(自分で追加したttfフォントはOK。以前、otfでは問題があるという話があったが、それが復活したのか?)
ダウンロードはいつもの、"Kobo Hack Uploader"から
パスは、koboaura
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