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2013年12月24日 (火)

ドイツ語多読本:THiLO:Das Nagurski-Experiment - In der Gruft der Mönche

今は落ちぶれているが、かつては高級だったホテル、その謎に挑む三人の少年少女。
アマゾンの説明では11歳以上対象の本。このくらいの年齢向けの本になると、ストーリーもけっこう本格的になるので、読み応えあり。

THiLO: Das Nagurski-Experiment - In der Gruft der Mönche: Band 1

33000語

すてきな山の高級ホテルで子供たちに楽しい休暇を、というような宣伝に乗って、バスでホテルに向かう子供たち50人あまり。その中に主人公のAdamがいる。Adamはこんな休暇に期待していない。ホテルも着いてみると、火事の跡がそのまま残っていて、改修すらしていない。それに、着いた早々、「こんなところに泊まれるか」と飛び出してくる先客までいて、「幽霊が・・・・」などと口走りながら去って行ったりも。

ところが、Adamの部屋の机に隠し棚を発見。ホテルの図面やらが見つかる。そこには建築主のNagurskiの名前。そして、偶然からあぶり出しで文字が浮き上がるのを発見。「Nagurski実験....謎は解けた....やつらは地下室....入り口発見....」。

俄然休暇がおもしろくなるわけで、同室のViktor、それから作家志望のKittyも交えて三人で謎解きが始まる。1920年代の宿帳の記録に、なぜかこの休暇プログラムの責任者Eismanと同名の人物がいたり、ときおり現れては三人の役に立つSchorschという男の子も謎だし、そして、村に降りて行って聞いたホテルの話・・・。

テンポよく話は進むのでとても読みやすく、話もスリリング。
最初は休暇プログラムの責任者Eismanやらホテルの支配人やらの悪事をあばく探偵物かと思って読んでいたが、そうではなかった。謎はやはり実験だった。
1冊で完結だと思い込んでいたが、いいところで次巻へ続く、なのだった。これはなんだろう、ホラーなのかSFなのかファンタジーなのか?? 第2巻が楽しみ。

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