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2013年12月26日 (木)

Kobo: 海外ではファームウェアのアップデートでよくなっているのに、日本のユーザーは置き去り

Kobo GloとかKobo Auraとか、売れてもどうせ赤字、サポートにまで手間かけたくないとか、そんな感じ?

たとえば、
◎Kobo Auraのpocket無効化。
海外のユーザーには提供されているし、というか、新機能としてちゃんと宣伝している。日本のユーザーには存在すら知らせない。
PCやタブレット、スマホでチェックしたWebページをKoboに送って後からゆっくり読めるようにする、というのがpocketの機能。長い新聞記事とかPCの液晶では読みたくない、なんて時にとても便利。
pocketのサイトへ行ってユーザー登録して、あとはpocketのPCのブラウザのアドオンとかAndroidのアプリをインストールするだけ。

なぜ日本のユーザーに知らせないのかといったら、pocketのサイトが英語だから。
ちょっと画像入りで登録の仕方なんかを説明しておけば済む話だと思うが、やりたくないんだろう。サポートが面倒になるから。そう勘ぐられても仕方ないだろう。

pocketを使えるようにするには、以下のサイトなど参照
「Pocket」に登録した記事をKobo Auraで読めるようにする方法
pocketはFW2.10.0あたりから使えるようになっているはずで、Auraでなくても、Gloでもファームウェアをアップデートすれば使える。


◎Kobo Gloはファームウェア2.6.0のまま。
海外ではGloの最新ファームは3.1.1。なぜか日本のユーザーは2.6.0のまま。
たとえば、
・FW2.10.0以降だったと思うが、メニューに「戻る」ボタンのようなものが追加されて、使いやすくなった。
それまでは別の本を開くには、かならず「ホーム」画面を経由しなければならなかった。このボタンで「ホーム」を経由せず「ライブラリ」の「本」または「本棚」へ直接行けるようになった。
それから、本を読んでいる途中で注に飛んだ場合も、このボタンで元のページに戻れる。CFWで本棚アイコンを追加しなくても、やっていけるようになった。

・辞書のクロス・リファレンスが可能になった。辞書ウィンドウの中の単語も辞書で引ける(これはKindleではできない)。

・起動時間短縮されているし、たぶんタッチの反応速度も改善されている。


◎Type Genius(フォントの太さ・鮮明さを変更できる機能。これはFW2.6.0以前からあるものだが)
これも海外のユーザーには周知のKoboの独自機能。日本のユーザーがなぜ知らないのかというと、日本語フォントではこの機能が使えないようになっているから。だから楽天も宣伝しない。

でも、この機能は欧文フォントではちゃんと使える。フォント選択のプルダウンの脇に、「詳細」という項目がある。そこからフォントを太くしたりできる。それのこと。日本語フォントではこの「詳細」がない。

Koboに入っている日本語フォントはそのままでは読みにくいので、この機能を有効にしてくれれば、本当に助かる。だって、何度も紹介しているKobo Patch Generatorでパッチをあてれば、この機能は有効にできるんだから。

前にもどこかで書いたが、読書は文字を読み、ページをめくる、その繰り返し。だから、それがいかにストレスなしにできるかが、読書専用端末の基本のはず。
その点、フォントの太さを調整できるというのは、Kindleにない素敵な機能なのに、なぜ無効にするのか、楽天。大きなセールスポイントでしょうに。(それとも、何か権利的なものに引っかかるのか?)


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