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2013年12月 7日 (土)

Kobo Auraが届いた:Kindle Paperwhite新モデルは??だったが、Kobo Auraには満足(Kindle Paperwhite新モデルとの比較を少し追加)

Kobo Auraが予想よりはやく届いた。

ちょっと前、100時間限定でKobo Aura 10000円セールをやっていて、それで買えばよかったと思ったりもしたが、なにやらドイツでは12月限定で119ユーロで安売りしているらしく(ドイツではKindle Paperwhiteは129ユーロ)、ひょっとしたら値段を考え直す動きがあるのかもしれない。

で、印象。
◎外観はやはり好印象。
スクリーンとベゼルに段差がないのもいい感じだし、Kindleよりサイズも小さいし、薄い。背中はザラザラしているので、手に持っても滑らない感じ。
Gloのいかにも安いプラスチックな感じもなくなり、デザインはKindleよりずっと上。

◎ページめくりはちょっと速くなったかな、という程度。
Kindle Paperwhiteも漫画ではなく、文字の本なら、新旧モデルでたいした差はないし。
もちろんタッチの反応はGloよりよくなっているし、起動も速い。FW2.4とかの時代の、あのどうにもならない遅さはない。
それからポップアップの辞書表示のスピードもアップして、快適。GloはKindleに比べると、もたつく感じがどうしてもあったが、Auraになるとあまり変わらない。

辞書機能でKindleよりすぐれているのは、辞書のポップアップウィンドウの中の単語も辞書で検索できるところ。Kindleではたとえば、「hast -> haben」を見よみたいなウィンドウが出ると、habenをタッチしても検索してくれないが、Koboの辞書はそれができるということ。

◎ピンチ操作でフォント(画像も)の大きさが変えられるようになった。(ファームウェア3.1.1ではできなくなっているようだ)
Kindleのようにフォントサイズ変更のポップアップが出るのではなく、二重の円の中にサイズ変更後のフォントが見える。ただ、これは安定感がないというか、白黒反転するし、動作も遅い。

◎Youtube動画で見られた、ページめくりの際に画面が灰色っぽくなる現象(この記事でも書いたやつ)
これはその通り。というより、Youtube動画の画質のせいで、ぼんやり灰色になっていたが、正確にはallesebook.deのレビューに出ていた、この写真の細かな黒い点が一瞬画面全体を走る。
画面から十分距離を取っていれば、一瞬灰色に見え、目を近づければ細かな点が見える。気になる人は気になるかな。(個人的には全画面リフレッシュが何度もあるよりは、こっちのほうがいい。)

そのかわり、
◎全画面リフレッシュ(白黒反転)は公称通り、1章に1回
・Kindle Paperwhiteの新モデルが12ページに1回は必ずあるのに対して、リフレッシュは章単位なので、ずいぶん少ない。
・リフレッシュが少ないので、文字のかすれ・ぼやけがひどくなっていくのでは、と心配する向きもありそうだが、たいして気にならない。上で言った、細かな点が走るおかげ?
・ただし、ゴースト(前ページの残像)は気になる人は気になるかも。とくに前頁の画像。
・全画面リフレッシュが気になる人はKindleよりいいかも。
文字のかすれのほうが気になって、毎ページリフレッシュする人もいるから、これも人それぞれ。個人的には毎ページリフレッシュはいやだし、文字のかすれも気になるので、Kobo Auraくらいがちょうどよさそう。
・漫画はKindle PaperwhiteのYoutube動画だと、漫画は6ページに1回くらいだが、Kobo Auraの実機を触ってみた感じでは毎ページリフレッシュしているようだ。

◎フロントライト
・いろいろなレビューの通り、ディスプレイ上部が少し黄色味を帯びていて明るく、下にいくと若干暗めになる。が、そんなに明るくしなければ、あまり気にならない。
・ディスプレイ最下部に、6、7ミリくらいの幅の影ができる。文字にはかからない。
・フロントライトはやはりKindleのほうが上だ。

◎Pocketなくなってる? Gloに入れているFW3.0.1にはあるのに。
Kobo Auraのファームウェアは、"Version 3.1.0 (3ea9de6bf5, 13/12/02)" 。

追記:affiliate.confを書き換えるとPocketも使えるようになる。楽天はPocketを日本のユーザーに使わせる気がないらしい。海外では新機能として宣伝しているというのに。アマゾンが新モデルの新機能を堂々とアピールポイントにしているのと、対照的。せっかくの新機能を使わせない理由が不明。サポートが面倒なんだろうとしか思えない。どうせ専用端末なんかいくら売れても赤字だし、サポートまでしていられるかと。


長く使っているうちに問題が出てくるかもしれないが、ちょっと触ってみた印象はこんな感じ。
Kindle Paperwhiteの新モデルにはがっかりしたが(辞書機能のせい)、Kobo Auraには満足。もちろん機能面ではKindleのほうが上だが、ちゃんと追いかけている感じはある。(もちろんKoboのほうが元からすぐれているところもある。フォントなんかは、何もしなくても自由に追加できるし。)

フォント関連のパッチも、Aura用(Mark 5)FW3.1.0のlibnickel.so.1.0.0を取り出して、あててみたら、なぜかうまくいった(GloとAuraでは別々のFWなのに、Glo用のkpg.confでパッチがあたった。libnickel.so.1.0.0が同じなのか?)。ともあれ、おかげで快適に使えそう。(パッチについてはまた別の記事で)

このパッチを当てればフォントの太さも自由に変更できるし、パッチを当てなくても好きなフォントを自由に追加できる。Kindle Paperwhite新モデルの、あの細くて薄いフォントでは、なかなか本を読む気になれないが、フォント変更可能なKoboのほうが文字を見やすくできるので、安心して使える。フォントの見にくさで読書に集中できないのでは、読書専用端末の意味がないのだ。


追記:さらにKindle Paperwhiteとの比較
◎ページめくり
・Kindleは新旧モデルとも、マンガではなく本の場合、どんな小さな画像でも、ページに画像があれば、かならず全画面リフレッシュ(白黒反転する)する。
・Kobo Auraはページに画像があっても、全画面リフレッシュしない。章単位のリフレッシュをキープするようだ。(ただし、全画面の画像ページはリフレッシュする。上で書いたようにマンガも同じ。)

・Kindleはページを切り替えると、フォントが一瞬太くなってから通常の形になる。これが意外と気になる。目がフォントに集中しているせいかもしれない。Kindleのフォントは細くて薄いので余計目立つ気がする。
・Kobo Auraは上でも書いたように、スクリーン全体が一瞬灰色っぽくなる(近くで見ると細かな粒子が見える)が、フォント自体の変化は目立たない。人にもよるだろうが、こっちのほうが疲れない。

◎スクリーン
・海外のレヴューの通り、Kindle Paperwhite新モデルのスクリーンはKobo Auraより上。ライトにムラがないだけでなく、反射率がよいとかでスクリーンがより白くなって、見やすい。(ただしフォントは何度も言うが、見にくい。)
・それに較べると、Kobo Auraのスクリーンは灰色っぽい感じになる。背景(白)とフォント(黒)のコントラストはKindle Paperwhite新モデルに劣る。が、Kindleの旧モデルよりは、ライトのムラも少ないし、見やすいと思う。

◎辞書
辞書については、この記事で詳しく書いた。
洋書を読み、辞書をよく使うなら、Kindle Paperwhiteの旧モデルがベスト。辞書の使いやすさではPaperwhite新モデルはKoboに劣る。


文字を読み、ページをめくるという読書用端末のもっとも重要な部分に限れば、フォントの追加や調整が可能で、全画面の白黒反転が圧倒的に少ないKobo Auraは、まったくKindleに負けていない(スクリーンの白さとライトを除いて)。むしろ、よりKobo Auraのほうが快適に読書できる、というのが今のところの結論。


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