ドイツ語多読本:Carola Wimmer: Diebischer Advent - Ein Weihnachtskrimi in 24 Kapiteln
前回に続き、クリスマスの本。
今回は探偵物の児童書。12月1日から24日までを24章にわけてあるのは、アドヴェント・カレンダーを意識しているのだろう。1日1章読んでいくと、待ちに待った12月24日。
24000語で10歳以上対象だが、文章は前回のネコのクリスマス本よりやさしめ。
1章1000語程度なので、気楽に読めるかもしれない。
これはKindle版。
Carola Wimmer: Diebischer Advent - Ein Weihnachtskrimi in 24 Kapiteln
24000語
クリスマス前にお菓子屋の開店準備で忙しい両親。そこに、Johnnyの苦手なタイプの、いとこのAureliaがしばらくいっしょに暮らすことになって、自分の部屋をAureliaに貸さなければならないはめに。Aureliaはリボンやらフリルやら派手な服で、香水までつける女の子で、おまけにおしゃべり。その上、学校の成績もいいとくる。Johnnyとしてはできるだけ近づきたくないのだが・・・・。
両親の店は無事完成して、開店記念パーティを開いて、町中の人を呼ぶ。どうやらお菓子も好評のよう。そして、町ではクリスマスの出し物大会が開かれることになって、Johnnyも家の古いビデオカメラで、クリスマスの様子を映像にすることにする。
その一方で、町では泥棒騒ぎが何度か起こる。Johnnyの知り合いの店も被害にあって、好奇心旺盛なJohnnyはさっそく話を聞きに行ったりする。となると、もう予想できるが、Johnnyの家のお菓子屋も泥棒の餌食に・・・。
もちろんJohnnyは犯人を見つけてやろうと決心。ところが、Aureliaまで捜査に加わって・・・。だが、このAureliaが意外と鋭くて、いい推理をしたりする。犯人は店の警報装置を切っていたが、どうしてそんな店の中の様子がわかったのか? それは開店パーティの客の中に犯人がいたからだ、とか。
そうして、二人で捜査を進めていくうちに、Johnnyのカバンが奪われ、ビデオカメラのテープが壊されるという事件が発生。これも泥棒事件と関係があるのか・・・・?
児童書の定番でもある探偵物とクリスマスの合わせ技の物語。
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