ドイツ語多読本:Annette Langen: Tausche Glückskeks gegen Weihnachtswunder
クリスマス本、さらにもう1冊。
前回は、どちらかというと男の子向けの探偵物だったが、今回は女の子向け。主人公が12歳の女の子なので、内容的にはちょっと大人びている?
「フォーチュン・クッキーをクリスマスの奇跡と交換して!!」みたいなタイトル。
Annette Langen: Tausche Glückskeks gegen Weihnachtswunder
35000語
GreteとSinaは大親友。同級生だが、Greteはお姉さんのような役割で、Sinaにちょっかいを出してくる男子をとっちめたりする、男子にも負けない女の子。
そんな12月のある日、家がChinaladen(漢方とか、中国の品を売っている店)をやっている男の子がクラスにフォーチュン・クッキーを配る。中を見てみると、驚いたことにGreteとSinaのおみくじの内容が同じ。
「家族が増えます」
Greteはお母さんと、Sinaはお父さんと二人暮らし。これはひょっとしたら二人の親が結婚して、GreteとSinaが本当の家族になるという予言?? そうなったら、ずっと二人はいっしょにいられて最高・・・。
でも、運命は自分でたぐり寄せるもの、というわけで、目指せ、クリスマスの奇跡とばかり、なんとか親同士をくっつけようと画策する二人。
最初の試みは失敗。Sinaの家に遊びに行って雪で帰れなくなったといって、お母さんに迎えに来てもらう。だが、Sinaのお父さんが家のクリスマスのイルミネーションをつけた途端に、お母さんは不機嫌に。というのも、お母さんは環境保護活動をしていて、そんなイルミネーションは資源の無駄づかいだと言い出してしまうからだ。それで、Sinaのお父さんとケンカになる・・・。
それでもあきらめない二人は、ヴァニラが恋のポーションだと聞くやクッキーを焼いてみたり、インターネットで恋の成就の秘訣みたいなページを読んで、いろんなことをやってみる・・・。
さて、二人はGreteのお母さんとSinaのお父さんをいい雰囲気にできるのか・・・? そんなお話。
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