ドイツ語多読本:Andreas H. Schmachtl: Josefine Meerschwein träumt vom Meer
前に紹介したTilda Apfelkern(その1、その2)は何冊も出ているシリーズだが、これは別の本。
今度はネズミの話ではなく、モルモットの絵本。実験動物のイメージがあるが、ふつうに家で飼われている小動物。
Andreas H. Schmachtl: Josefine Meerschwein träumt vom Meer
533語
朝食のエサを食べながら、海を夢見るモルモットのJosefine。
モルモット(ドイツ語ではMeerschweinもしくはMeerschweinchen)はMeer(海)-Schwein(ブタ)なのだから、それも当然だとか、なんか単純。
それで、海の大きさやにおいや、波の速さやら音やら、いろいろ夢見るJosefine。
海は庭より大きいとか、比較の対象がまさに家で飼われている動物らしかったり、海のにおいが乾いた干し草やローズマリー、ラベンダーの香りだとか、ちょっと変な空想もありつつも、さまざまな海の空想を堪能する。
で、気がつくと、朝食を食べていたはずが、もう夜になっているという。最後は月の「静かの海」にまで連想が飛ぶのは予想外。
Tilda Apfelkernシリーズのように他の動物たちとの交流が描かれるわけでもないので、ストーリーは単純、海をめぐる空想が、かわいらしくもおだやかな絵といっしょに描かれていく。
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