ドイツ語多読本:埋葬がテーマ、そんな絵本
埋葬とか葬式とか、そういうものを描く絵本。
人の生活すべて本の題材になるなら、子供だって死に出あうのだから、そういう絵本もあって当然。
Das platte Kaninchen
504語
表紙の通り、車にひかれてぺったんこになったウサギを発見した犬とネズミ。このままにしておけないだろうということで、さて、どんな埋葬を思いついたのか?
とぼけた絵柄に、「あ!」なラスト。
日本のアマゾンは品切れ? 紀伊国屋などで。
Die besten Beerdigungen der Welt
1848語
蜂の死骸を見つけたEsterは葬式をしようと言い出す。「ぼく」は気持ち悪いから死骸は触りたくない。だから詩を作る係。それで、Esterの弟も加えて、葬儀社結成。森へ行って動物の死体を探したり、友だちのペットを埋葬したり、冷蔵庫に入っていたニシンまでも・・・。
最後は、窓にぶつかって落下したツグミが死んでいく様をみて、死骸には触りたくないと思っていた「ぼく」も思わず手を伸ばして・・・。でも、次に日にはまた別のことをして遊ぶのだ、きっと。
そんな、遊びでありながら深刻で、深刻でありながら遊んでいる、子供たちの日常。
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