ドイツ語多読本:Philip Waechterの絵本 その2 大人向け絵本
前に紹介したPhilip Waechterの絵本、その続き。
Geschenkbuchというのはプレゼント用の本なのか、そういうものがあるらしい。ドイツの出版社のWebページを見ると、たまにGeschenkbuchというカテゴリーがあったりする。
誕生日とか、そんな時のプレゼント?
で、ふたたびPhilip Waechterの本。Geschenkbuch編。
ich
155語
日本語訳『ひとりぼっち?
』は児童書扱いだが、ドイツでは全年齢対象、Geschenkbuch版もあった。
日本語訳タイトルは、話のラストに注目したものか。
もともとは"ich"。英訳では"Me!"。
だから、表紙からしてちょっと「俺様」って感じのクマ。いろいろな場面を通して、クマの自己肯定感がときには皮肉をまじえつつ、ユーモラスに描かれる。それでも、誰にでも「ひとりぼっち」のうすら寒さが襲ったりする。そのとき大切なのは、"ich"ではなく・・・。
もう一冊は完全に大人向け。
Sohntage
348語
息子が生まれてからの日々。一つのストーリーではなく、スナップショットのように生活の一コマをいくつも写しとったもの。ちょっと大変、でも、父親であることの幸せ。
これからお父さんになる人へ贈る本のようだ。
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