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2013年7月

2013年7月30日 (火)

ドイツ語多読本:Philip Waechterの絵本 その4

共著、もしくはイラストのみ、Philip Waechterが担当したものと思われる絵本。

Die kniffligsten Fälle von Meisterdetektiv Rattiko
Rattiko

2236語

名探偵Rattikoが難事件を解決。3話収録。
サーカスで手品に使うウサギが消えた話、ゲームのカードがなくなった話に、縫いぐるみの虎が消えた話。集音装置や臭い探知機など、探偵道具を駆使して事件を解決するというのが売りどころらしい。なぜか最後に必ず記念写真を取るRattiko。
イラストの感じはコミックっぽいが、文章はたっぷり目。



Schaf ahoi
Schafahoi

1052語

心配性のお母さんのために、他の羊たちからバカにされているBerthold。引き潮で島が陸地とつながるときに、陸地へ行こうとする羊たち。危ないので行かないBerthold。羊飼いのおじさん、羊を数えていると眠ってしまうので、そこを狙って陸地に向かう羊たちだが、潮が戻ってきて戻れなくなってしまう。そこでBertholdの救出作戦が始まる・・・・。


Was war zuerst da?
Waswarzuerstda

1547語

ニワトリが先かタマゴが先か、この問を解くためにニワトリ小屋を飛び出す若い雌鶏の話。
日本語だと「ニワトリ」なのでわからないが、Henne(雌鶏)かEi(タマゴ)か?
道で出会った雄鶏は、「Hahn(雄鶏)が先。だから問いがおかしいんだ」などとほざくが、タマゴを生むのは雌鶏だから、雄鶏は関係ないと聞き流しつつも、仲良くなって、タマゴを産んで、さて、出た答えは・・・? で、タマゴからかえったヒナがまた、ニワトリかタマゴか問題を蒸し返すのだった。ヒナからすると、先なのはどう考えても・・・。

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2013年7月28日 (日)

Kob FW 2.8.1 ちょっと興味本位で試す

だめなら戻せばいいということで、Koboのファームウェアを2.8.1にしてみる。
無理にアップデートする必要はなくて、ただの興味。
CFW必須な人には関係のない話。

北米では来月にもKoboの新モデル発売かなんて記事もあるようだし、それに伴うファームウェアのヴァージョンアップだろうか。6インチなので、Gloの後継機?
そもそもこれ、日本で発売されるのだろうか?

スクリーンショットはここで見られる。2.6.0と見た目はたいして変わらないか。
ファームはここから入手。"Italics fixed!"なんて書かれているから、洋書には重要なバグ・フィックスがあったのかもしれない。

アップデートの方法
・kobo-update-2.8.1.zipを解凍
・KoboをPCにつないで.解凍してできたものを全部、Koboのシステムフォルダの.koboにコピー
・再起動

で、アップデートしてみての印象。
・反応が速くなったという声もあるようだが、ページをめくってみた感覚では、まだKindle paperwhiteには劣ると思う。辞書のLookupウィンドウの立ち上がりはあきらかに遅い。洋書メインなので、やはり辞書の使い心地は大切。

・起動は速くなったような気がする。

・2.6.0との大きな違いは、ライブラリ(「本」とか「本棚」)のページ移動。これまでのディスプレイ下の矢印スライダーはなくなって、上下左右のスワイプで行うようになった。これはよいと思う。本を読んでいるときのページめくりと同じ感覚で操作できるから。Lookupの辞書ウィンドウもスワイプでページ移動になった。

・マンガや自炊本についてはよくわからない。未検証。

・前にもどこかで書いたが、モリサワのフォント、もっと太めのに変更してくれないかな。モリサワのリュウミンは、いくつもウェイトがあるはずなんだから、少し太いものに変更するだけだろうに。モリサワにしたって、あんな読みにくい状態で使われて、評判落としてるとは思わないのかな。
(ファームを変更してフォントを太くする方法が見つかった。ここに書いた。)

とりあえずはこんなところ。
興味は、Kindleとの使い心地の差だったけれども、まだKindleのほうが上だろうと思う。もう少し頑張ってほしいな。それともハードウェアの差で、どうしようもないのか? 日本で発売されるのかどうかわからないが、新モデルの性能はどうなんだろう。

ドイツ語の本の場合、ドイツのアマゾンからKindle版が買えない以上、epub版を買うしか入手できない本が山ほどある。だから、Koboには頑張ってほしいのだ。KindleがDRMつきのepubに対応するなんてことはないだろうし。

CFW+本棚アイコンの環境を手放してしまったが、さて、戻すべきか。
もう少し使ってみてからでもいいか。

2.8.1にしたら、ここで紹介したパッチを。

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2013年7月26日 (金)

ドイツ語多読本:John Boyne: Der Junge im gestreiften Pyjama / Der Junge mit dem Herz aus Holz

数年前、本屋で"Der Junge im gestreiften Pyjama"の表紙を見て、囚人服みたいだなと思って読んでみたら、アウシュヴィッツの話だったJohn Boyne。

Der Junge im gestreiften Pyjama
Junge_pyjama



主人公の男の子、お父さんの転勤で引っ越すことなって、その行き先がアウシュヴィッツ。お父さんはナチスの将校。そういう基本的な事実すら、かなり先まで読まないと読者にはわからない仕組みになっている。物語は男の子の視点から語られていて、その子はアウシュヴィッツの発音すら聞き取れない・発音できないから。
いろいろなヒントからそこがアウシュヴィッツだと読者にはわかるけれども、主人公の男の子はそこがどういう場所なのか、最後までわからない。それがなんとも言えない気持ちにさせる。

アイルランドの作家らしく、オリジナルは英語。日本語訳(『縞模様のパジャマの少年』 )もあり。映画化もされているらしい。





児童書でアウシュヴィッツなんてチャレンジングな作家だなと記憶に残っていたので、他の本も読んでみることにした。

例のごとく日本のアマゾン(それからKoboストアにも)電子書籍版は売っていないので、ドイツのネット書店から、Koboで読めるepub版。


Der Junge mit dem Herz aus Holz
Jungemitherz

47000語

主人公はNoah、8歳。早朝、家を抜け出す場面から始まる。家出。森に入り、妙な村をいくつか通って、行き着いたのがおもちゃ屋。そこには木製のおもちゃを作るおじいさんがいて、Noahはおじいさんに自分のことを話し、おじいさんは自分が若かった頃の話をする。その中でようやくNoahの家での理由もわかってくる・・・。

直視できない厳しい現実があるからこその家出。自分の話をし、相手の話を聞くことで、厳しい現実に向かっていくための準備をする、それがNoahの物語。だが、主人公はもう一人。それがおじいさん。誰でも知っている児童文学の主人公が老いた姿で登場しているのだ。だから、かつての自分の物語を、老いた主人公自身が語るという、また別の意味で興味深い話になっている。

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2013年7月24日 (水)

ドイツ語多読本:Philip Waechterの絵本 その3 実は繊細で美しい絵本

Philip Waechterのその1その2に続いて、3回目。

人や動物はユーモラスな絵柄だが、実は町や自然の風景は細かくて、とてもきれいだとわかる2冊。

Der fliegende Jakob
Fliegendjakob

774語

バカなと思うかもしれないが、Jakobは飛べた。赤ん坊の時、歩き出す前から飛んでいた。 で、あるときバカンスで南に行くことに。でも、Jakobの飛行機チケットはいらない。自分で飛んでいくからだ。その旅の物語。83羽の鳥といっしょに旅をすることになる・・・。
暖色系の色に木や草原の緑が映えて、とても美しいな色使い。



Der Krakeeler
Krakeeler

512語

Moni Portと共著。アマゾンでは、イラスト:Monika Portとなっているが、たぶんまちがい。

Heleneは深い谷に青い川が流れる、ちょっとかしいだ家で暮らしている。その平和を唯一乱しているのがお父さん。声が大きいのだ。お父さんの家は代々大声でがなりたてる家系だからだ。Heleneはそうはなりたくないと、家を出ていくことにする・・・。ラストシーンがしあわせ。

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2013年7月22日 (月)

ドイツ語多読本:Ole Könnecke: Lola und das Gespenst

Ole Könneckeの本。これは絵本ではなく、イラスト入りの本。5000語近くあるので、少し慣れてからのほうがいいかも。

Lola und das Gespenst
Lola_gespenst

4680語

海岸の塔に住む引退した船長、夜中にノックが聞こえて、ドアを開けるものの、誰もいない。それが何度も続いて、幽霊だとばかり、逃げてきた先がLolaとおじいさんが住む家。
新聞にも幽霊の話が載っていて、正体を確かめようと、冷静にしてやる気満々のLolaに対して、男たちはあきらかにビビっている。でも見栄から怖いとは言えないってところが、おかしい。飄々とした頭脳派のLolaがいい味を出している。
各ページにイラストがあって、話を楽しく盛り上げている。

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2013年7月20日 (土)

ドイツ語多読本:Philip Waechterの絵本 その2 大人向け絵本

前に紹介したPhilip Waechterの絵本、その続き。

Geschenkbuchというのはプレゼント用の本なのか、そういうものがあるらしい。ドイツの出版社のWebページを見ると、たまにGeschenkbuchというカテゴリーがあったりする。
誕生日とか、そんな時のプレゼント?

で、ふたたびPhilip Waechterの本。Geschenkbuch編。

ich
Ich

155語

日本語訳『ひとりぼっち? 』は児童書扱いだが、ドイツでは全年齢対象、Geschenkbuch版もあった。

日本語訳タイトルは、話のラストに注目したものか。
もともとは"ich"。英訳では"Me!"。
だから、表紙からしてちょっと「俺様」って感じのクマ。いろいろな場面を通して、クマの自己肯定感がときには皮肉をまじえつつ、ユーモラスに描かれる。それでも、誰にでも「ひとりぼっち」のうすら寒さが襲ったりする。そのとき大切なのは、"ich"ではなく・・・。


もう一冊は完全に大人向け。

Sohntage
Sohntage

348語

息子が生まれてからの日々。一つのストーリーではなく、スナップショットのように生活の一コマをいくつも写しとったもの。ちょっと大変、でも、父親であることの幸せ。
これからお父さんになる人へ贈る本のようだ。



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2013年7月18日 (木)

ドイツ語書籍:Sten Nadolny: Weitlings Sommerfrische

例のごとく、日本のアマゾンにはないので、Koboで読めるepub版。

Sten Nadolny: Weitlings Sommerfrische
Stennadolnyweitlingssommerfrische

54000語

Wilhelm Weitling、退職した裁判官、68歳。趣味のボートで事故にあい、気がついたら、1958年、16歳の頃に戻っていた・・・。

といっても、16歳の自分になっているのではなく、幽霊になって当時の自分について回っては、あれこれと大人の視点から、自身や学校や先生、家族などを観察し、考察し、回想する。そんな話。

ただの昔話を聞かされるだけだと、退屈だなと思っていると、どうもWeitlingが戻った世界は記憶とは違っているらしい。そこからおもしろいストーリーの展開があるのか、と期待するものの、そんな展開はないままに、Weitlingさんのような時間旅行はよく起こっているらしいと、耄碌しかかった祖父から聞いたりして、なぜか元の時代に戻ることができる。

ところが、戻ってみると、こちらも記憶とは違っている。そもそも自分自身からして退職した裁判官ではなく、作家になっているのだ。裁判官嫌いで作家だった父親に反発して裁判官になったらしいのに、なぜか作家になっている自分、その他にも父親、母親、子供、妻など周囲の人々にも変化がある。SFなら並行宇宙かって話だが、SF的な説明があるわけもなく、Weitlingさんが最愛の妻には時間旅行の話をすると、なぜか信じてもらえる。それから、自分が時間旅行で祖父と話をしたように、今度は未来の孫が時間旅行をしてきて自分と話をするなんてエピソードもありつつ、もう歳も歳なので、死んで話はおしまい。

書評を読んだりすると、時間旅行とアイデンティティの探求を組み合わせた、哲学的小説、なんて書かれていたりするが、何をもって読者を楽しませようとしているのか、不明のまま終わってしまった。

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2013年7月16日 (火)

ドイツ語多読本: Nele Moost: Wenn die Ziege schwimmen lernt

Wenn die Ziege schwimmen lernt

831語

すべての動物が学校に通っていた時代があったそうだ・・・。
問題はすべての動物に平等にすべてを教えようとすること。たとえば、魚に木登りを教えるとか、象に空を飛ばせようとか、そんな滑稽で、それぞれの動物にとっては悲惨な状況が現出するのであった・・・。

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2013年7月14日 (日)

ドイツ語多読本:子供向け宇宙入門物語 Erzähl mir was vom Himmel und der Erde

地球や月、太陽系などを物語で解説する本。8歳以上対象なので、解説は平易。子供向けポピュラー・サイエンス。

楽天がたまに送ってくるクーポンで買ったが、Koboストアにあるものは日本のアマゾンにもたいがいある。

Erzähl mir was vom Himmel und der Erde
Erzaelmir
29000語

Idaが誕生日のプレゼントに、大学教授に宇宙の話をしてもらうという形で話は進む。話を聞く子供たち(Ida、Lisa、Celia、Tim、Lukas)もそれぞれくっきりと性格付けられていて、解説のためのお人形にはなっていない。彼らが話を聞く様子も楽しく描かれている。教授が子供たちと楽しみながら話をしていくさまがほほえましい。

どんな話かというと、
 1.どうやって地球はできたのか?
 2.どうやって水は地球にやってきたのか?
 3.月の話
 4.太陽系の話
 5.恒星の話

宇宙のことは大人だって知らない人は知らないし、十分楽しめる。

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2013年7月12日 (金)

ドイツ語多読本:かなりやさしい絵本 Claudia Rueda: Ganz schön groß & ziemlich klein

絵も話もシンプルで、だからこそ印象に残る絵本。

Ganz schön groß & ziemlich klein

32語

大きい/小さい、長い/短いなどなどは相対的なもの。
黒と白と灰色と朱色だけで描くシンプルな絵柄が印象的で、意外と力強い。

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2013年7月10日 (水)

ドイツ語多読本:モノクロもいい。そういう絵本 Annette LeBlanc Cate: Hasenzauber

ウサギの話。今度は手品に登場するウサギが主人公。

日本の書店ではもう買えないかも。ドイツのアマゾンにはまだある。

Hasenzauber

431語

手品師RayとウサギのBunnyはパートナー。大道芸の最中、となりの芸人とぶつかる、シルクハットから外に出てしまったBunnyは犬に追いかけられ、道路へ出ていってしまい・・・。

手品に使う星だけが黄色で、その他は白黒。絵はマンガっぽくもないが、それよりも、なにかモノクロの映画を見ているような気にもなってくるのが、この絵本の不思議なところ。BunnyがRayのところに戻るまでの、ウサギ視点の美しい物語。

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2013年7月 8日 (月)

ドイツ語多読本:Philip Waechterの絵本

いつのまにかPhilip Waechterという人の絵本が手元に増えていた。

Rosi in der Geisterbahn
Rosi

487語

Rosiは怪物の夢をずっと見ている。このままじゃダメだと、専門家のところへ。そこで処方されたのが怪物の本。それをしっかり読んで、さあ、力試しだ、というわけで、Geisterbahn(小さな列車なんかでお化け屋敷を突っ切るアトラクション)へ。
怪物たちも絵もなんか愛嬌があるし、ハチャメチャぶりで遊園地を一年間立入禁止になるRosiもお茶目。

日本語訳もある。『ロージーのモンスターたいじ




もう一冊。

Sehr berühmt
Sehrberuhmt

228語

有名なサッカー選手になるぞ、という男の子の日常をユーモラスに描く。非凡なボール感覚があって、戦術眼を備え、メンタルも強くて、チームのキャプテンにふさわしく・・・。そんな甘い夢を見るだけではなく、ときには辛い時もあるだろう、なんてことまで折り込み済みなのがおかしい。
それで最後は、バンドのドラマーに目移り??

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2013年7月 6日 (土)

Kobo CFW 0.96β1用本棚アイコン

Kobo、本棚アイコン復活。2ch Kobo Hackingスレのみなさんありがとう。
CFW 0.96β1がすでにインストールされていることが条件。

本のページからでも、ホーム画面を経由せずに本棚に飛べるようになる。
Kobo2.6.0でホーム画面の見た目は変わったが、別に使いやすくなったわけでもなく、不便さは前と変わらず。本棚アイコンはあったほうが便利。
タップすると、ディスプレイ上部左に出るホームのアイコンの隣に、本棚アイコンと検索アイコンが追加される。

ダウンロードはいつものKobo Hack Uploaderから、shelveicon-130706.zipを。

インストール・アンインストール方法はREADME.txt参照。


スイッチを入れたら、最後に読んでいた本のページを自動的に開くようにして欲しい、とは前にも書いたが、ついでに言うと、フロントライトのon/offの設定も記憶しておいて欲しい。
Koboは、起動ごとにライトのスイッチを入れてやらなければならない。これがけっこう面倒くさい。Kindleではそんなことはないというのに。
細かいことだが、Koboはこういうところも、なんとかならないのかと思う。

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2013年7月 4日 (木)

ドイツ語多読本:Axel Scheffler: Stockmann

前にも紹介したAxel Schefflerの本。今度は少し長めの絵本。

Stockmann

595語

主人公は枝に手足が生えたようなStockmann。枝に間違われて、いろんなものに利用される。ただの棒っきれの使い道が、まあたくさんあること。それで世界を放浪、愛する妻と子共のもとに戻れない・・・。
が、表紙の通り、季節は冬。冬といえば、あのお方が登場する・・・。

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2013年7月 2日 (火)

ドイツ語多読本:埋葬がテーマ、そんな絵本

埋葬とか葬式とか、そういうものを描く絵本。
人の生活すべて本の題材になるなら、子供だって死に出あうのだから、そういう絵本もあって当然。

Das platte Kaninchen

504語

表紙の通り、車にひかれてぺったんこになったウサギを発見した犬とネズミ。このままにしておけないだろうということで、さて、どんな埋葬を思いついたのか?
とぼけた絵柄に、「あ!」なラスト。
日本のアマゾンは品切れ? 紀伊国屋などで。


Die besten Beerdigungen der Welt

1848語

蜂の死骸を見つけたEsterは葬式をしようと言い出す。「ぼく」は気持ち悪いから死骸は触りたくない。だから詩を作る係。それで、Esterの弟も加えて、葬儀社結成。森へ行って動物の死体を探したり、友だちのペットを埋葬したり、冷蔵庫に入っていたニシンまでも・・・。
最後は、窓にぶつかって落下したツグミが死んでいく様をみて、死骸には触りたくないと思っていた「ぼく」も思わず手を伸ばして・・・。でも、次に日にはまた別のことをして遊ぶのだ、きっと。
そんな、遊びでありながら深刻で、深刻でありながら遊んでいる、子供たちの日常。

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