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2013年6月28日 (金)

ドイツ語多読本:Erich Kästner: Pünktchen und Anton

ドイツの児童文学の有名どころ、ケストナー。最近epub版が出た。kindle版は日本のアマゾンにはないので、epbu版。ハードカバー版の本よりは安い。でも、岩波少年文庫が一番安い。

Erich Kästner: Pünktchen und Anton
Puenktchen

24000語

なぜか家で壁に向かってマッチ売りの真似をしているPünktchen。マッチ売りの少女ごっこでもしているのかと思いきや、のちのち判明するその理由、それは物語クライマックスの事件にも関係していて・・・。

裕福な家のPünktchen。お金がある代わりに、お父さんは仕事がいそがしく、お母さんは子供の面倒を見る気がないらしい。一方のAntonは貧しく、病気のお母さんに心配をかけまいと、内緒で靴紐を売ったりして生活費を稼いでいる。
こんな二人が友だち同士。で、PünktchenはこっそりAnton助け、AntonはPünktchenの家を事件から救うのだった。

ひとつの章が終わるたびに、ケストナー自身がしゃしゃり出てきて、ああだこうだと読者(の子供)に語りかけて、その章の出来事、人物をあれこれ評したりする。そんな話を聞くのも、おもしろいと言えば、おもしろい。
が、ケストナーって人は親切なのか、おせっかいなのか、なんて思ったりもする。話をどう読むかなんて、読者に任せておけばいいのに。読者が子供なので、思わず口をはさみたくなるんだろうか。

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