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2013年3月30日 (土)

ドイツ語多読本:Zoran Drvenkar: Die tollkühnen Abenteuer von JanBenMax

楽天の期限付きポイント消費のためにKoboストアから購入。Kindle版あり。

Die tollkühnen Abenteuer von JanBenMax: Band 1

23000語

Jan、Ben、Maxは8歳、6歳、4歳の三兄弟。
水曜日にはかならずお母さんが一時間出かける。それが冒険の時。
Janのミニテレフォンに秘密中央局から依頼が来るのだ。それで月へ出かけたり、過去へ飛んだり、海底に潜ったり・・・。

とはいっても何のことはない、「ごっこ遊び」なのだが、話はそれを「ごっこ遊び」として描いているのではなく、子供たちの空想のまま楽しく描く。冒険が終わった後は、ごっこ遊びに使ったいろんな物で家の中が目茶苦茶になっている、と。

またその「ごっこ遊び」が、子供のままごとの域を超えていたりする。たとえば、体が小さくなっていって、人の鼻穴に吸い込まれてしまい、なんとか気管からは脱出したが、今度は食道に吸い込まれたり、と体内からの必死な脱出が描かれる。ここまでくると、ほら話的な味わいが出てくる。

こういう「冒険」をエピソード的に並べて、おしまいかと思いきや、最後は三兄弟が失踪して、三日後に再び現れるという、ちょっとシリアス展開。で、その三日間に何があったのかは、次の巻を読めと、ちょっとずるい。

文章はやさしめのはず。ちょっと長めの本に挑戦してみたい人向け。

次巻はもう「ごっこ遊び」ではなく、ファンタジーな冒険、長さも7万語を越える長編になる。

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