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2013年3月 8日 (金)

ドイツ語多読本:ペリー・ローダンもいけるはず

ドイツのSFと言えば、Perry Rhodanがなんといっても有名。1961年からずっと続いている、長寿すぎるほどのシリーズ。

で、これ多読にも使えそう。作品は週に一話、Heftとして発売されていて、何話かまとまったら本になるみたいだが、電子書籍では一話ずつダウンロードできる。そのため、値段も安いし、長さもそんなにないので、多読向き。
日本のアマゾン、Koboでは売っていないので、他からepub版を購入。

で、その第一話。

Perry Rhodan-Heft Roman 1: Unternehmen Stardust
Perryrhodan_3
29000語。

人類初の月面着陸に向けて発射されるロケットstardust号、そのリーダーがペリー・ローダン。月面着陸しようとするとき、何ものかによる妨害が起きる。その発生源にたどり着いたローダンたちが見たものは? というような展開。

話が書かれた1961年はまだ人間が月に足を踏み入れていない時代、そして東西冷戦の時代。そんな時代の空気も色濃く出ている。ネタバレしてしまえば、ローダンが月で会ったのは、地球よりはるかに進んだ文明を持つ異星人だが、退化が進み、宇宙船も修理できずに立ち往生している。そのうちの病気の一人を地球に連れていって治療しようとするが、異星人の高度な技術の存在を大国が知れば、奪い合いになるし、対立する勢力のどちらの手に落ちてもろくなことにはならない。というわけで、東西とは別の第三勢力を作るのだ、というローダンの意図とともに、Stardust号は異星人を連れて地球に戻ってきた、というところで、第一話はおしまい。次の展開が気になる。

表示価格は1,49ユーロだが、明細を見ると1,25ユーロになっていて、やはり19%の税は取られていない。日本円にすると160円前後? 30000語程度でそれほど負担になる長さでもないし、安いので、多読の見方になるはず。

それから、このepub版にはDRMがかかっていないので、Kindleで読みたければ、mobiに変換すればいい。
アマゾンからkindlegenをダウンロードするか、
あるいはcalibreを使っても、mobiに変換できる。

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