ドイツ語多読本:Hueber社Leichte Literatur、古典編(続)
ここの続き。
いつものように紙より安い電子版。日本のアマゾンにはないのでepub版なのも、いつも通り。
DRMはついていないので、Kindle用に変換可能。
ヨーロッパ共通参照枠のA2。ロマンス編よりひとつレベルが上。だが、少し慣れている人には、むしろこっちのほうが読みやすいかもしれない。
注がついている。巻末の解説にリンクがはってあるので、巻末の解説に飛べる。ただ、注番号が小さいので、うまくタップできないかもしれない。フォントを大きくすればやりやすくはなるが。
注番号ではなく、単語そのものをタップするようにしてくれたらいいのに。Koboではダブルタップ Kindle、Koboともタップすれば、リンク先に飛ぶようになっている。
Der zerbrochene Krug
4148語
戯曲。ドイツの喜劇の名作とされている、クライストの『こわれがめ』。
目をつけた娘を我が物にしようとしたスケベな悪徳裁判官が、公判中みずから裁判官をしながら、自分の悪事を暴露していくさまを笑うのだ。
Rumpelstilzchen
5565語
グリム童話3編。
Rumpelstilzchen 」「ルンペルシュティルツヒェン」
結末、自分でからだを真っ二つにするんだと思っていたが、なかった。
Frau Holle 「ホレおばさん」
良い子は報われ、悪い子は罰を受けるというわかりやすい話。
Vom Fischer und seiner Frau 「漁師とおかみさん」
おかみさんがすごい。神にまでなろうとするとは。
Bergkristall
4996語
シュティフターの『石さまざま』の中の一篇「水晶」。
クリスマスの話。兄と妹が12月24日に別の村にいるおじいさんとおばあさんを訪ねて、帰りに遭難してしまう話。
クリスマスプレゼントはサンタが靴下に、ではなく、Christkindがクリスマスツリーの下に置いていく、ということになっているので、お間違えなく。
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